大学院入試の無事の進行を見届けながら、私は目前に開催の迫った「めいおん音楽祭」の準備に勤しむ。めいおん音楽祭は今年が第1回の開催である。秋の文化祭シーズンに、音楽大学として音楽大学らしい企画をということで、永年の念願がかない、ようやく実現にこぎつけた。在学生、卒業生、教職員、そして一般の方々に、10月29日からの一週間はぜひ「めいおん」で思いっきり音楽を楽しんで欲しい。
学長掲示板にはめいおん音楽祭のチラシが所狭しと貼り出されている。
全日程のスケジュールも確定した。一週間で30以上の演奏会・イベントが開催される。
めいおん音楽祭前後にも、在学生、同窓生の演奏活動は目白押しである。この時期、掲示板のスペースが足りなくなる。
そんな中、明日香さんの訃報が入った。本当に残念である。心より哀悼の意を表したい。明日香さんは名古屋音楽大学に1982年に入学、1年生のときに『花ぬすびと』で世界歌謡祭グランプリを受賞。『花ぬすびと』は30万枚を越えるヒットとなった。第1回めいおん音楽祭で歌って欲しいとの大学からの打診に対して、闘病中にも関わらず快く応じてくださった。11月3日には「明日香コンサート」が予定されていたが、残念なことに肉声を聴くことはできなくなってしまった。本当に残念である。
明日香さんは1963年12月生まれ。私と同い年である。大学に入学したのも同じ年。私はその年に初めて名古屋に来たが、街のあちこちで『花ぬすびと』が流れていたのを思い出す。いろんな想い出がよみがえる。
大学院入試の1日目の予定がすべて終わり、15時45分からは入試広報部とのミーティング。来年度に向けた入試やオープンキャンパス等のスケジュールの検討である。
ミーティングを終え、大学を出る。新栄にある名古屋市芸術創造センターへ向かう。
芸術創造センター活動サポート公演、音楽劇「廓に風が」を観る。
舞台は昭和16年〜20年の「中村遊郭」である。中村遊郭は、現在の名古屋市中村区にあった。最盛時には2000人を超える娼妓がおり、実に全国の約4.5%が集中していたといわれる。
「廓に風が」は中村遊郭を舞台にしたオリジナルの音楽劇である。花魁道中の場面、エンディングは圧巻であった。27日も昼と夜の二回公演である。お見逃しなく。
21時より、TBS系列(名古屋ではCBCテレビ)において「日立 世界ふしぎ発見」が放映された。番組ではバリ島のガムランである「ジェゴグ」がとりあげられ、本学にも何度も訪れていただいておりとても懇意にさせていただいているバリ島のスウェントラさんを中心に、バリ島のジェゴグが特集された。番組には名古屋音楽大学に所蔵のジェゴグが登場。本学打楽器科の教員である高藤摩紀専任講師も出演した。また解答者として、本学客員教授である東儀秀樹さんも出演した。
収録時の写真がこれ。
10月29日から開催の「めいおん音楽祭」において、ジェゴグの生演奏を聴く機会が2回あります。
ぜひ名古屋音楽大学公式サイト、または、めいおん音楽祭公式ガイドページにてご確認ください。ジェゴグ体験の機会も用意しております。ご来場を心よりお待ちいたしております。
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