2010/04/06

4月6日(火)晴。~音楽入学式♪

今日は朝9時20分から同朋高校の入学式に列席。午後は名古屋音楽大学の入学式。その後、教授会etc.。

今朝の稲葉地公園。いざ満開♪ 今日は入学式日和。



10時過ぎ。同朋高校入学式終了♪



教員選考委員会終了。急いでおにぎりを食べる。13時から入学式。モーニングに着替える。





第一部「入学認定式」。





学部新入生から「入学生宣誓」を受け取る。


続けて、大学院の新入生の「入学生宣誓」を受け取る。


入学式「学長のことば」(名古屋音楽大学平成22年度入学認定式/2010年4月6日)

「新入生の皆さん。ご入学おめでとうございます。

教職員を代表して学長として一言お祝いの言葉を述べさせていただきます。

保護者の皆さん、お子様をここまでお育てになったご苦労はとうてい計り知ることができませんが、ここまで立派に育った晴れの姿を目の当たりにして、その感慨はひとしおと存じます。本日は本当におめでとうございます。

来賓の皆さん、本日はお忙しい中ご臨席たまわり、まことにありがとうございます。心より御礼申し上げます。

さて、新入生の皆さん。皆さんは、晴れて名古屋音楽大学の一員となりました。

名古屋音楽大学は今から四十五年前の1965年に名古屋音楽短期大学として、ここ名古屋中村、稲葉地の地に設立されました。

ちなみに愛知県立芸術大学の開学は、翌年の1966年です。名古屋音楽大学は音楽系の大学として中部地区でもっとも古い歴史をもつ音楽大学です。

そうした歴史と伝統ある音楽大学に入学したのだ、という自覚と、誇りと、自信を持っていただきたいと思います。

名古屋音楽大学は、開かれた音楽大学を目指しています。

地域の人々に愛される音楽大学として、ここ名古屋中村の地から良質な音楽文化を発信しつづけています。この中村の地は、豊臣秀吉の出身地として有名です。太閤通や千成通など、秀吉にゆかりのある地名が多いことにお気づきかと思います。歴史と文化の伝統が息づく街です。

また、名古屋音楽大学は名古屋市内にある唯一の音楽大学として、名古屋市内の音楽文化シーンにおいても、とりわけ中心的な役割を担うことが期待されています。

名古屋音楽大学は非常に充実した施設と設備そしてキャンパスを持っています。音楽を学ぶ環境は中部地区随一と自負しています。

このキャンパス内のホール、演奏室、教室、レッスン室には合わせて170台、学生約4人に一台のグランドピアノが存在します。その他、管楽器、弦楽器、打楽器をはじめ、筝、三味線、尺八、笙、篳篥などの雅楽器や邦楽器も124台あります。ガムランをはじめ120台を超える民族楽器も存在します。

完全リニューアルしたキャンパスは、学生本位の、学生のことを第一に考えた造りになっています。

めいおんホールのある博聞館の3階にあるアンサンブル室、レッスン室、2階にある練習室ゾーンは、学生証によるカードリーダー認証で自動貸し出し、自動入退出ができる仕組みになっています。学生の安全面にも十分に配慮した使い勝手のよいシステムです。

名古屋音楽大学は図書館も充実しています。音楽関係の書籍、楽譜、レコード、CD、DVDなどの蔵書数は中部地区でナンバーワンです。

新入生の皆さん。ぜひキャンパスの隅々を体験してください。どんどん探検してみてください。わからないことがあったら、先輩たちに気軽に尋ねてみてください。職員の皆さんにも何でも遠慮なく聞いてください。教員の先生方にも遠慮なく相談してください。名古屋音楽大学は開かれた音楽大学です。きっと皆さんの疑問や質問に丁寧にこころよく応えてくれるはずです。

短大開学時の四十五年前の最も古い建物であった旧B号館はその役割を終え姿を消しました。代わってこの1月には新B号館が竣工いたしました。名古屋音楽大学のキャンパスはこの春、完全にリニューアルいたしました。中庭は広く明るくなり、キャンパスのアメニティは抜群によくなりました。

こうした素晴らしいキャンパスを創りあげるにあたっては、保護者の方々、諸先輩方をはじめ、多くの方々のご支援を受けています。建築の設計施工にあたられた関係教職員、工事関係者の皆さんの多大な努力の賜物です。この場を借りて感謝の気持ちを述べさせていただきます。

新入生の皆さん。ほんとうにたくさんの人たちの努力に支えられて実現したこのキャンパスを、どうか大切にしてください。そして思う存分に、そして有効に活用してください。

さて、名古屋音楽大学の設置母体である学校法人同朋学園の建学の精神は、親鸞聖人の教えにあります。わかりやすくいうと、「共なるいのちを生きる」ということです。お互いの違いを認めながら、協同して生きるという意味です。

社会は多様な人々の集まりです。社会にはさまざまな個性をもった人びとが存在しています。多様性があるから社会は進化します。よりよい人間社会を築き上げていくためには、個性の多様性を前提にして、それを尊重しあい、それぞれの長所を活かしあって、協力し合うことが大切です。

音楽も同じです。アンサンブルも室内楽も吹奏楽もオーケストラも、個性の違う他者との協同と響きあいが無ければそもそも成り立ちません。この意味で、音楽はお互いを活かしあうという点にその本質があります。

新入生の皆さん。自分の個性、主体性を見失うことなく、しかも他者とともに生きることをぜひ心がけてください。

皆さんには、音楽に対する洗練された感覚と洞察の眼を持って未来を指向する芸術性ゆたかな人材に育ってほしいと思います。

この名古屋音楽大学のこのキャンパスで、音楽を愛する人たちと出会い、それぞれの音楽に対する感性を大切にしながら、一人ひとりの可能性を伸ばしていってほしいと思います。

私は名音大の強みとして次の5つをあげています。
第一に、アンサンブルする力(共感する力)、第二に、ハーモニーの力(調和する力)、第三に、日々練習し学習する力(学習意欲)、四つめに、達成する意欲、達成する歓びを感じる力(達成欲)、最後に、前向きに努力する心(ポジティブ志向)。

新入生の皆さん。日々練習に励み、個の力を磨いてください。自分の個性の強みを発見し、認識し、日々鍛錬してください。個の力を磨くことで、ハーモニーはより素晴らしいものになります。個性の違う他者との協同と響きあいとしてのアンサンブルは、磨き抜かれた個が集まることでよりいっそう素晴らしいものになります。常に前向きに努力し、アンサンブルする心を忘れずに、達成する喜びを味わうことの充実感を学んでください。音楽を通じて、「共なるいのち」の響き合いを感じる力を身につけてください。

私は学長として、皆さんの学生生活が充実したものとなるよう、精一杯の応援をしたいと思います。

入学おめでとう。充実した学生生活を送ってください。」


引き続き、理事長挨拶、来賓を代表して保護者後援会「雅亮会」会長挨拶をいただく。



さて、入学認定式に続いては、今年初の試み。




いよいよ第二部「音楽入学式」が始まる。

まずは、トランペットによるファンファーレ隊♪


続いてオペラ隊、華やかに登場。






あいだに教員紹介を挟みながら、音楽入学式は演出効果満点に展開していく。




今日はオケもいい音出してます♪


新入生や保護者の方々も拍手に加わってくださいました。


音楽入学式は無事に終了♪ とても楽しい式でした。新入生もきっと思い出に残ることでしょう。


引き続き写真撮影も終了。 


来賓としてご臨席いただいた名古屋造形大学の高北幸矢学長から「名古屋音楽大学音楽入学式終了、感動!楽しかった。」とさっそくtweetいただきました。

来賓の皆さん、保護者の皆さん、本日はご臨席いただきましてありがとうございました。


最後に、リハの写真を2枚。



実は、音楽入学式を言い出したのが、入学式の2週間前。やろうと決めたのが8日前。音楽入学式の最初の打ち合わせがちょうど一週間前の3月30日。

一週間でここまで作り上げてくれました。名音大の面目躍如といったところでしょうか(自画自賛です)。

演出をご担当いただいた、たかべしげこ先生、総合司会を務めてくださった松下雅人先生、オペラ隊を指導してくださった山本みよ子学部長、トランペット隊を指導してくださった北川晉先生、サックス隊の亀井明良先生はじめ、たくさんの先生方にお世話になりました。本当にありがとうございました。


そして、ご協力いただいた教職員、在学生の皆さん、本当にありがとうございました。

おかげさまで素晴らしく楽しい式ができました。感謝感謝です。新入生たちもきっと喜んでくれたと思います。


来年はきちんと実行委員会作ってやりましょう♪

音楽入学式の様子については、名古屋造形大学学長ブログでもご紹介いただきました。また、名古屋音楽大学公式サイトでも紹介しています。


さて、気分を入れ替えて、16時から教授会。

今日は長い一日でした。13時から入学式。14時から音楽入学式。NHKの取材は、どうやら名張毒ぶどう酒事件の名古屋高裁への差し戻し決定に飛ばされちゃった模様です。残念。

16時から教授会。引き続き研究科委員会。17時半から雑務やら打合せやら。入試広報部との打合せを終了したのが18時30分。

それでも立ち寄るぶどうや。示し合わせたわけでもなく高北学長と再会♪うまい酒を酌み交わす。明日は午前中オフ。




人気ブログランキングへ

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ

ブログランキングに参加しています♪ 毎日のワンツークリックにご協力ください。